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【ビットコイン暴落で心が折れそう…】そんな時、私がメンタルを保つために意識している5つのこと

「うわっ、また下がってる…」「もうダメだ、心が折れそう…」
ビットコインの価格が大きく下落する、いわゆる「暴落」の局面。大切なお金がみるみる減っていく画面を見つめていると、胸が締め付けられるような、なんとも言えない不安に襲われますよね。
まるで、手塩にかけて育ててきた家庭菜園の野菜たちが、収穫直前の嵐でめちゃくちゃにされてしまったような、そんな絶望感に似ているかもしれません。
2015年からビットコインをはじめとする仮想通貨投資をしてきた私は、何度も爆上げで歓喜し、ひとたび暴落に転じると、どこまで落ちるんだと不安になったりと、何度も荒波に揉まれてきました。
この記事では、そんな辛い暴落時に、私がどうやって自分のメンタルを保っているのか、特別なテクニックではなく、もっと気持ちの部分に焦点を当ててお話ししていきます。
この記事は、投資の成功法則を教えるものではありません。「ああ、同じように感じている人がいるんだな」と、少しでもあなたの心の重荷を軽くする、いわば“心のストレッチ”のようなものだと思って、リラックスして読んでみてください。
そして、この考え方はビットコイン投資に限らず、投資信託や株式投資など多くの金融投資にも使える再現性の高い考え方と私は思っていますので、是非最後までお付き合いください
なぜ、私たちは暴落でこんなに心が疲れるのか?
そもそも、なぜ仮想通貨が暴落すると、私たちはこんなにも心が疲弊してしまうのでしょうか。
それは、人間の心に「損失を避けたい」という本能が強く備わっているからです。
ちょっと想像してみてください。
- A:道を歩いていたら1万円拾った
- B:財布から1万円を落として失くしてしまった
金額は同じ1万円なのに、Bの「失った」という事実の方が、Aの「得した」という喜びよりも、何倍も強く心に突き刺さりませんか?
これは、人間のごく自然な感情です。だから、資産が減っていくのを見ると、得をした時とは比べ物にならないほどのストレスを感じてしまうのです。
まるで、自分のテストの点数が10点上がる喜びよりも、10点下がるショックの方が大きいのと同じですね。
まずは、「心が辛くなるのは、自分が弱いからじゃない。人間として当たり前のことなんだ」と認めてあげることから始めましょう。
暴落の嵐を乗り切る!私が実践するメンタル維持法5選
それでは、具体的に私が暴落時に意識している「心の守り方」を5つご紹介します。どれも、すぐに試せるシンプルなものばかりです。
1. 「マラソン思考」に切り替える
仮想通貨投資に限ってではありませんが、投資は目先の値動きに注目してしまうと危険です。スキャルピングやデイトレードといった短期売買と割り切って、しっかり損切もしているなら問題ありませんが、基本投資とは100m走のような短期決戦として考えるのではなく。ゴールがずっと先にある、長い長いマラソンのようなものと考える方がメンタルが落ち着きます。
具体例として、42.195kmnのフルマラソン選手が最初の1kmを走っただけで「疲れた!走れない!もうダメだ!」と諦めませんよね。大切なのは、自分のペースを守り、最終的にゴールテープを切ることです。
暴落は、いわばマラソンコースの急な上り坂。走っている最中はキツいですが、この坂を乗り越えれば、また平坦な道や下り坂が待っているかもしれません。
「今は上り坂でキツい時期だな。ペースを落として、息を整えよう」
そんな風に考えると、目先の価格変動に一喜一憂せず、冷静でいられます。
2. 「このお金は趣味代!」と割り切る(余剰資金の大切さ)
これは大前提ですが、仮想通貨に投じているお金は、「なくなっても明日からの生活に影響が出ないお金」ですか?
もし、生活費や将来のために貯めている大切なお金をつぎ込んでいるなら、それは投資ではなくギャンブルに近くなってしまいます。
私が投資に使っているのは、「今月、友達との飲み会を数回我慢すれば作れるお金」くらいの感覚です。大好きな趣味にお金を使うのと同じですね。
例えば、ゴルフが趣味の人が、新しいドライバーを買う時を想像してみてください。そのドライバーが自分に合わなくてスコアが落ちたとしても、「まぁ、いい経験になったか」と思えるはずです。生活が脅かされるわけではありませんからね。
仮想通貨も、それくらいの「趣味の範囲」で楽しむのが、心を健康に保つ秘訣です。
3. 「嵐の日は窓を閉める」勇気を持つ
暴落が起きると、気になって1日に何十回も価格をチェックしてしまいませんか?
その気持ち、痛いほど分かります。でも、それは嵐の日にわざわざ窓を開けて、吹き荒れる雨風をずっと眺めているのと同じ行為です。見れば見るほど、不安は増していきます。
こんな時こそ、意識的に情報をシャットアウトする勇気を持ちましょう。
- スマホの取引アプリを一時的に非表示にする
- 価格をチェックする時間を決める(例:朝起きた時だけ)
- SNSで暴落に関するネガティブな情報を見ない
嵐が過ぎ去るまで、安全な家の中で静かに待つのと同じです。価格を見ない時間を作るだけで、驚くほど心が穏やかになりますよ。
4. 仮想通貨を「忘れる」時間を作る
価格も情報も見ないようにしたら、その空いた時間で、まったく別のことをして気分転換しましょう。
脳みそを「仮想通貨モード」から「日常モード」に強制的に切り替えてあげるイメージです。
- 好きな映画やドラマを一気見する
- 近所を散歩して、季節の移ろいを感じる
- 筋トレで汗を流して、頭を空っぽにする
- 友達とくだらない話で笑い合う
なんでも構いません。あなたが没頭できることであれば、それが一番の薬になります。
暴落のことで頭がいっぱいなのは、大好きなアーティストのことで頭がいっぱいな「推し活」とはワケが違います。意識的に脳を休ませてあげることが、本当に大切です。
5. 同じ船に乗る「仲間」と話す(※ただし注意点も)
同じように仮想通貨に投資している友人がいるなら、その人と話してみるのも一つの手です。
同じスポーツチームを応援しているファン同士が、試合に負けた夜に「悔しいよなー!」「でも、あのプレーは良かったよな!」と語り合うのに似ています。
「今の状況、シンドイよね」と気持ちを共有するだけで、孤独感が和らぎ、心が少し軽くなるはずです。
ただし、一つだけ注意点があります。それは、傷の舐め合いや、根拠のない希望的観測で終わらせないこと。「次は絶対上がる!」といった会話は、気休めにはなっても、何の解決にもなりません。
あくまで、「お互い大変だけど、冷静に乗り切ろうな」と、前向きな気持ちで終われる相手と話すのが理想です。
まとめ:暴落は、自分を強くする「心の筋トレ」
仮想通貨の暴落は、本当に辛く、厳しいものです。しかし、見方を変えれば、それは自分の投資との向き合い方や、心の強さを試される「絶好の機会」とも言えます。
何度も転びながら自転車に乗れるようになるように、暴落という痛い経験を乗り越えるたびに、あなたのメンタルは確実に鍛えられていきます。それはまるで、筋肉痛の先にたくましい筋肉がつく「筋トレ」のようです。
今回ご紹介した方法が、嵐の中でさまようあなたの、小さな灯台の光となれば嬉しいです。
一緒にこの荒波を乗り越えて、また笑える日を待ちましょう!
【免責事項】本記事は、あくまで筆者個人の経験や考えを綴ったものであり、特定の金融商品の購入を推奨したり、投資助言を行うものではありません。仮想通貨への投資は、価格変動リスクを伴います。最終的な投資の意思決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますよう、お願いいたします。
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