キャプテン翼トークン(TSUGT)に夢を感じたけど、現実は残酷だった

今回は、ちょっと耳の痛い話をさせてください。

昨年、SNSでちょいちょい見かけた「キャプテン翼トークン(TSUGT)」。
コインデスクやコインチェックを筆頭にいろんなメディアが「日本発の夢あるプロジェクト」として、取り上げていましたが、今はどうなっているのか?

結論から言うと──めちゃくちゃ下落しています。

この悲惨な状況を例に、これから暗号資産で儲けたいを思っている人へ伝えたいことがあります。
損したくないと思っていましたら、最後まで読んでください。

この記事に記載していることは、暗号資産投資をはじめて間もなかった私が実際にやらかしている後悔を「キャプテン翼トークン(TSUGT)」に置き換えた経験談となります。

特に過去の私同様「知ってる名前だから安心」「日本のプロジェクトだから信頼できる」と思っている人にとっては、耳の痛い話になるかもしれません。

ですが、そんな後悔を通じて見えた“投資で大切な視点”

これをお伝えしますので、是非お付き合いください。

目次

「話題性」だけで飛びつくと、大やけどします。

TSUGTは、まさに“話題性だけ”で価格が伴わず下落したプロジェクトの典型例といえます。

プレセールの時は、メディアやSNSを通じ「国産トークン」「キャプテン翼×NFTゲーム」と騒がれ、多くの人が興味を持ったに違いありません。

実際、私も少年時代はリアルタイムで週刊少年ジャンプでキャプテン翼を愛読していましたというのもあって
「これ期待出来るかも?」って興味も持ちました。

その理由として、キャプテン翼は週刊少年ジャンプで連載が終わった後もシリーズが続いてましたし、スマホゲームをはじめ様々なメディア展開や派生作品が生まれていて、サッカー漫画としてだけでなく、世界的に有名な作品として知られているというのがありました。

でも、それだけで投資するのは大間違いだったんです!

その理由について深掘っていきたいと思います。

冷静に考えれば、今ではこう思えるんです。
どんなに名前が有名でも、それが“価格の裏付け”になるとは限らない。
キャプテン翼は大好きです。でも、その“好き”という気持ちに乗じて、期待を煽られていたのかもしれません。

でも、当時の私は「早く儲けたい」という気持ちが強くて、どんな話もチャンスに見えてしまっていたんです。
つまり、ホワイトペーパーに書かれている夢のある未来ばかり見て、実際に実現できるのか?とか、このプロジェクトそのものが世界中の多くの人に求められている素晴らしいプロジェクトであったり技術なのか?って深く考えること。
ちょっと、疑い深くマイナス思考に感じるかもしれませんね💦
ですが、今思えば、焦りが平常心を失い普段ならなんてことない判断すら鈍らせていたのだと思います。

つまり、早くお金持ちになりたい!億万長者になりたい!という思いは
正しい判断を狂わせてしまうということ!
魅力的な話が舞い込んできた時こそ、徹底的に疑い、どこにどんなリスクがあるか全て洗い出す!
それ位の意識でいないと心の隙間を突かれ、間違った判断をしてしまうということです。

盛り上がりの裏で、価格は“ジェットコースターの頂点”から急転直下

TSUGT(キャプテン翼トークン)の価格は、まさにジェットコースターの頂点から急落するような展開でした。
上場前はSNSでも大きく話題になり、一時は「これから爆上げするかも」と期待する声が溢れていました。価格も急騰し、まさに“お祭りムード”でした。

しかし、その熱気が冷めるのは驚くほど早かったのです。

チャートを見れば一目瞭然。上場後すぐにピークをつけた後は、まるで崖を転げ落ちるように下落。
“祭りの後の静けさ”どころか、“祭りのゴミだけが残った空き地”のような状態になってしまいました。

私は最初、プロジェクトの将来性を信じていました。
「日本発のNFTゲームだし、キャプテン翼なら世界中にファンがいるから大丈夫だろう」と思っていたんです。
でも、蓋を開けてみれば、価格上昇を裏付けるような“継続的な開発ニュース”や“強力な資本提携”はほとんどなし。

「今後に期待」と言われながらも、その“今後”の中身が見えてこない──
そんな不透明なプロジェクトに、大切なお金を預けていた自分が悔しくてなりません。

このような値動きは、初心者を“最初の上昇”で引き寄せて、その後の売り抜けで振り落とす典型パターンにも見えます。
上場の裏で一部の関係者が売り抜けていたとまでは言いませんが、そう疑いたくなるような展開だったのは事実です。

「応援してる=上がる」は、危険な思い込みです

今思えば、TSUGT(キャプテン翼トークン)は、投資というより“応援購入”に近い空気感がありました。
「キャプテン翼が好きだから」「国産プロジェクトだから」という理由で、多くの人が注目して買っている部分もあったかと思います。

そしてそんな中にNFTの配布やファン向けのイベントなど、“楽しそうな仕掛け”が散りばめられていました。

でも、冷静に考えてみてください。
暗号資産の価格が上がるのは、「需要」があって「実用性」があり、「投資家が評価している」からです。

“好き”という気持ちだけでは、価格の裏付けにはなりません。

むしろ、「これは応援だし」「好きだから損してもいいや」と感情的に買った人たちは、投資のプロにとって
“格好の売り相手”になることがあります。
安く買って、高く売る──その出口戦略の“出口”にされたのは、いつも感情で動いた初心者や情報弱者たちなんです。

しかも、これはTSUGTに限った話ではありません。
Web3.0をはじめ、ミームコインやNFTプロジェクトは、最初こそ華やかに見えても、収益モデルが未成熟なまま価格が暴落する例は少なくないのです。

「好きなものに投資したい」という気持ちは理解できます。
でも、投資の世界でその感情を優先すると、高値掴み→塩漬け→後悔という“王道の失敗コース”に一直線です。

正直、黙ってビットコインを買っておけばよかった──これが本音です

今なら、ハッキリ言えます。
「話題性」や「ファン心理」に流されてTSUGTに投資するくらいなら、地味でも実績あるビットコインをコツコツ積み上げておけばよかった。
それが一番堅実で、精神的にも楽な選択だったと痛感しています。

ビットコインは、もう何年も前から世界中で取引され、各国の政府や金融機関も無視できない存在になりました。
ETF(上場投資信託)への組み入れ、法定通貨化を進める国の登場、大手企業の導入など、着実に「インフラ」へと進化している唯一の暗号資産です。

それに比べて、TSUGTはどうか?

✅ チームの実態と将来性がよくわからない
✅ 開発も時代のニーズと嚙み合ってない
✅ 投資家保護の仕組みに不安がある
✅ プロジェクトの将来性は“雰囲気”頼り

──と、挙げればキリがありません。
「キャプテン翼」という強力なIPを使っていても、プロジェクトの透明性が低ければ、投資判断は非常に難しくなります。
“何を根拠にお金を預けているのか”が見えない状態で資産を投じるのは、YMYL(Your Money or Your Life)的にも非常に危うい選択だと思います。

正直、これはもう「投資」というより「宝くじ」に近いです。
つまり、「当たればラッキー」「外れても文句言えない」──そんなノリ。

でも、暗号資産市場って、そういうノリ的な部分は多いですけど、そういうのに限って一過性で終わってしまいます。
しかも話題性だので瞬間の値動きは激しいし、情報の真偽は見抜きにくいし、常に自己責任が求められる世界です。

今回の話と同じことを過去にやらかしてきた経験者だからこそ、今はこう言いたい。

「何を買う」じゃなく「信じ切れる資産を選ぶ」が重要なんだと。

ビットコインは、価格が上下しながらも、その“信頼と実績”を何年にもわたって積み上げてきました。
一方で、TSUGTのような“流行先行型”の通貨は、期待だけが先走り、中身の検証が追いついていない印象を強く受けます。

焦って乗る必要なんて、どこにもなかったんです。

“信じ切れるもの”だけにお金を託す覚悟が必要

暗号資産に限らず、投資の世界には「理解できないものには手を出すな」という鉄則があります。
どんなに話題性があっても、どんなに有名人が推していても、自分で“仕組み”や“リスク”を説明できないものに、大切なお金を突っ込むのは危険すぎるんです。

たとえば──
海外の知らない土地の不動産を、現地も見ずに買う人がいるでしょうか?

パンフレットに「絶景の海が広がる!」とか、「将来はリゾート地になる!」と書かれていても、現地の状況がわからなければ、買うのは怖いはずです。

でも、暗号資産になると、なぜか人は警戒心を捨ててしまう。

「SNSでバズってるから」「インフルエンサーが紹介してたから」「なんか良さそうな気がするから」──
そんな“ふわっとした理由”だけで、大金を突っ込んでしまう人が後を絶ちません。

私はこれを、「パッケージがカッコいいからって、中身を知らずに大量買いしたお菓子」に例えています。
見た目は良さそう。話題性もバッチリ。でも、開けて食べてみたら、
「え?なにこれ…全然おいしくないじゃん」と後悔するパターンです。

TSUGTは、まさにそんな投資といえます。

「キャプテン翼」という日本を代表するコンテンツを使い、NFTやゲームとの連動、国内取引所上場など、パッと見は華やかでした。
でも実際には、中身の説明はぼんやりしていて、仕組みも曖昧、価格も右肩下がり──つまり、“情報の味見”をせずに買ってしまった状態だったんです。

こうしたプロジェクトは、投資初心者や情報弱者を狙ってくるケースが多く、「理解より期待が先に立った人」が真っ先に損をする構図ができあがっています。

だからこそ、今あらためて強く言いたい。

「信じ切れるものだけに投資する」という覚悟が、これからの時代はより重要になります。
それは“派手さ”でも“話題性”でもなく、
「実績」「透明性」「継続性」という“地味だけど確かな要素”を持っている資産です。

そして、それを体現しているのが──
そう、ビットコインなのです。

SNSの「買い煽り」に騙されるな!信じるべきは“あなた自身の判断力”です

暗号資産の世界では、X(旧Twitter)やYouTubeを中心に、毎日のようにインフルエンサーたちが新しいトークンを紹介しています。
「今が底値!」「100倍銘柄!」「次に来るのはコレ!」──そんな甘い言葉がタイムラインを埋め尽くしています。

でもちょっと待ってください。
その言葉、本当に“あなたのため”に発信されていると思いますか?

多くのインフルエンサーは、トークンの紹介で報酬を得ています。
アフィリエイト報酬、マーケティング案件、自分が先に買っておいたトークンを売り抜けるための“出口戦略”──
その裏にある「金銭的インセンティブ」に、あなたは気づいていますか?

たとえば過去に話題になったSVN(Stake Vault Network)という暗号資産を思い出してください。
あのときも、ある有名な女性投資家ウ〇フ村〇がSNSで盛んに紹介していました。

「ステーキング革命!」「これからの分散型金融の中心になる!」と煽りに煽り、たくさんの投資初心者が飛びつきました。
──結果はどうなったか?

価格は暴落し、多くの人が資金を失い、今では話題にすらされていません。

ここで重要なのは、「あの人が言ってたから」という理由で投資を決めることの危険性です。

  • その人は本当にプロジェクトの中身を調べたのか?
  • 自分でお金を入れて、本気で信じているのか?
  • ただの広告塔として報酬を受け取っているだけじゃないのか?

これらの疑問に答えがないまま、感情だけでお金を動かすのは非常にリスクが高い行動です。

特に暗号資産はYMYL(Your Money or Your Life)領域に該当する金融商品
投資判断を他人に任せた結果、人生を狂わされることすらあり得ます。

だからこそ、いま一度強く言いたい。

「信じるべきは、インフルエンサーの声ではなく、自分自身の判断力です。」

その暗号資産に将来性があると、自分の頭で考えて、根拠をもって説明できますか?
仕組みが理解できて、プロジェクトチームの実績やビジョンに共感できますか?

その答えが「YES」にならないなら、絶対に手を出すべきではありません。

むしろ、誰かが強く“推してくる通貨”ほど、慎重に調べるべきなんです。

「信じ切れる資産」だけを持つ覚悟が、投資で生き残るカギ

投資って、自転車の練習によく似ています。
最初はフラフラして、転びそうになる。
でも、しっかりした地面と、信頼できる支えがあれば、前に進めるんです。

たとえば──
TSUGTのような“話題先行型の暗号資産”は、砂の上に立った自転車みたいなもの。

SNSでバズって、最初は盛り上がっていたとしても、
地面がグラグラしていたら、どこかでバランスを崩して転倒します。

一方で、ビットコインのように「信頼」と「実績」で築かれた資産」は、アスファルトのように硬く、安定しています。
揺れても倒れない。
時間と共に、多くの人がその価値を確かめてきた“王道の資産”です。

ここで断言します。
あなたの大切な資産を「話題性」や「一時の熱狂」だけで動かすべきではありません。

暗号資産TSUGTは、詐欺だと言い切るつもりはありません。
ただし、プロジェクトの透明性や進捗、資産価値の裏付けという点で、初心者が飛びつくにはリスクが高すぎると感じています。

もし、あなたが「自分の価値=これから築く資産」と考えるなら、
その未来を賭ける相手は、“信じ切れる資産”であるべきです。

  • 歴史がある
  • 実用性がある
  • 分散されている
  • 世界中で検証され続けている

──ビットコインは、そのすべてを満たす存在です。

投資で最も大切なのは、「焦らず、正しい道を選ぶこと」。

TSUGTで痛い経験をした私だからこそ言いたい。
「儲かりそう」に飛びつくよりも、「信じられる資産をコツコツ積み上げる」ほうが、何倍も安心で、何倍も効率的なんです

🚨最後に伝えたい、大切なこと

暗号資産投資は、夢があります。
でも、夢に飛びつくだけでは、お金は守れません。

TSUGTのような“話題先行型”のトークンは、確かに注目を集めます。
けれど、注目されている=安全・有望とは限らないんです。

投資で失敗したくないなら──
「誰が推しているか」ではなく、「自分が本当に理解できるか」を基準にしてください。

そして、もう一つ。
SNSやインフルエンサーの声に流される前に、「これは本当に、自分の大切なお金を託すに値する資産なのか?」と、深呼吸してから問いかけてみてください。

暗号資産は一瞬で上がることもあるけれど、
同じくらい一瞬で全財産を吹き飛ばすこともある世界です。

だからこそ──
“信じ切れる資産”だけを持つこと。
“理解できるもの”にしか投資しないこと。

この2つを守るだけで、投資人生の多くの落とし穴を回避できます。

過去の私のように「なんとなく良さそう」で飛び込んで、大切なお金を失わないように。
この記事が、あなたの判断を守る“ブレーキ”になれば幸いです。

あわせて読んで欲しい記事

あわせて読みたい
投資する価値ある?仮想通貨SVN(StakeVault.Network)特徴や評判を解説 仮想通貨SVNとは? 特徴 Stake Vault Network(SVN)は、セキュリティ、効率性、スケーラビリティに優れたステーキングプラットフォームを提供します。 SVNは、ユーザー...
あわせて読みたい
【失敗談】ICOで大損!投資初心者は絶対に押さえておきたい3つの視点 毎度どうも暗号資産投資家DDSです。 私は毎朝の朝活でYouTubeを更新しながら、「リスクを抑えて投資しましょう」「長期的な視点が大事ですよ」とお話しています。でも、...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次